書籍紹介 医者が患者をだますとき (続7)

第8章 予防医学という名の魔物
●病院の倒産を予防する医学
 最近、知人の医者から、こんな手紙をもらった。
「人々に希望を与え、誰もが安心して暮らせる世の中を作るために、医者だからこそできる事は何だろうか?」
 私はこう返事を出した。
「医者をやめることだね」
 
 治療医学のひどさはこれまで見てきたとおりだが、いわゆる予防医学なるものもそれに劣らず酷い現代医学が人々の生き方を管理しようとする時、予防医学は格好の口実に使われてきた。実は予防医学こそ、現代医学が生みだした巨大な魔物なのだ。
 政府を含め権力欲の強い組織が、問題を未然に防ぐという名目でやりたい放題の事をしている事は周知の事実だ。医学界はもっとあざとい。例えば、国防総省は国民を敵から守るという名目で、毎年莫大な防衛費を使っている。その大半は無駄遣いだが、国防総省は防衛費の一部が有効に使われている証として「敵が周囲にいないのは多額の防衛費のおかげだ」と主張する。
 だが、医学界は同様の主張をすることが出来ない。「病人が周囲にいないのは莫大な医療費のおかげだ」とは到底言えないからだ。それどころか、医療費が高騰するにつれて、病人がますます増えているのが現状だ。
 そもそもすでに有り余っているものをこれ以上増やして何の役に立つのか甚だ疑問である。
 現代医学は人々が医療と健康管理を同一視するよう巧みに働きかけてきた。だが、医療を健康管理と同一視すると、人々の健康を蝕み、家族を崩壊させ、地域と世の中を崩壊させる恐れがある。

●無意味な定期健康診断
 現代医学が病気の予防という名目で行っている事が無意味であるだでなく危険ですらあることは、これまで説明したとおりだ。実際、定期健康診断の儀式は、無意味で危険な検査の連続である。

もともとツベルクリン反応は、本当に結核かどうかを見極める上で大変有効だった。しかし、すでに結核は極めて稀だから、この検査は医療機関の倒産を防ぐ「予防経営」の手段になっている。
1万人かそれ以上に1人だけ発症する恐れのある病気を予防するために、陽性反応が出た人たちを対象にイソニアジドという劇薬の抗結核薬が何か月も投与される。

●予防接種には要注意
 医学界と国が手を携えて推進する「予防処置」の大半は、無意味であるだけでなく危険であることを肝に銘じておくべきだ。例えば、いくつかの予防接種については受けた方が危険な場合が多い。
 かつてジフテリアは大変恐ろしい病気で、命を落とす人さえいたが、今ではほとんど発生していない。にもかかわらず、予防接種はいまだに続いている。ジフテリアがまれに大流行することもあるので、予防接種の効果すら疑問だ。
 以前、シカゴでジフテリアが大流行して16人の犠牲者が出た事があった。シカゴ公衆衛生局によると、その時、16人のうち4人がジフテリアの予防接種を受けており、その4人には完全な免疫が出来ていたという。また、その他の5人が数回にわたって予防接種を受けていて、検査の結果、そのうちの2人に免疫が出来ていたことが確認されていた。
 3人の死者を出した別のケースでは、死者の1人と23人の保菌者のうちの14人が予防接種を受けていたことが報告されている。

 百日咳ワクチンの有効性については世界中で激しい論争が起きている。接種を受けた子供たちの半数にしか有効性が認められないにもかかわらず、高熱、けいれん、ひきつけ、脳症などの副作用を引き起こす確率が恐ろしく高いからだ。各地区の保健所は6歳以上の子供に百日咳ワクチンの接種を禁止している。(訳注:日本では6歳を超えても接種可能、ただし、なるべく早い時期の接種を勧めている)百日咳は現在ではほとんど見られなくなっている病気なのだ。
 おたふくかぜワクチンの有効性も疑問である。たしかこのワクチンを接種すれば流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の発生率を抑える事ができる。だが、後になって免疫が消えれば元の木阿弥だ。流行性耳下腺炎、はしか、風疹に対してはワクチンが開発されているが、これらの病気では天然痘、破傷風、ジフテリアのような重い症状は現れない。
 一般に信じられている事とは裏腹に、麻疹にかかっても失明することはない。まぶしがり症は、単に光に対して感受性が強いだけだから、窓をブラインドで覆うという昔がらの処置が効果的だ。
 麻疹ワクチンは、麻疹脳炎という発生率1000分の1と言われる伝染病を予防するためのものだ。麻疹を何十年も治療した経験のある医者なら、この伝染病が普通の子供で1万分の1か、10万分の1程度の発生率しかない事を知っているはずだ。
 さらに、このワクチンそのものが100万分の1の確率で脳症、それより高い確率で運動失調症、知能障害、注意欠陥障害、情緒不安定、無菌性髄膜炎、発作、半身不随などの致命的な神経性障害を引き起こすことがある。
 風疹ワクチンも依然として議論の対象になっている。接種すべき年齢について専門医の間で意見が一致していないからだ。このワクチンも害の方が大きいかもしれない。一時的とはいえ、数か月に及ぶ関節炎を引き起こす恐れがあるからだ。

 風疹ワクチンは子供に接種さることが多い。風疹と診断された妊婦から肢体不自由児が生まれる確率は時期と研究によってばらつきがあるが、胎児の保護という観点から、妊婦への風疹ワクチンの接種の有効性については議論を重ねる必要がある。
●集団接種は大規模なバクチ
 伝染病にかかるかどうかは予防接種の有無だけでは決まらない。栄養状態、家庭環境、衛生状態も大きな要因になるからだ。百日咳ワクチンが百日咳の減少と密接な因果関係があるかどうかは疑問が残る。第一、もしこのワクチンが再び導入される事になれば、FDAの基準に合格するかどうか甚だ疑問だ。
 ワクチンが原因で伝染病にかかることもある。不活性ポリオワクチンの開発者であるジョナス・ソーク博士は、数人の科学者とともに議会で次のように証言している。
「ここ数年、アメリカ国内で発生した数件のポリオ(急性灰白髄炎)の大半が、この国で標準的に使用されている生ポリオワクチンの副作用である可能性が高い」
 フィンランドとスウェーデンのようにほとんど不活化ワクチンだけを接種している国々では、この十年間、ポリオの発生は一件も報告されていない。
 ポリオ撲滅の功労者と称されるソーク博士自身が、数人の犠牲者を出したポリオの原因はそのワクチンにあると認めているのだ。ポリオワクチンの意義について、そろそろ考え直す時期に来ているのではないだろうか。
 現代医学の狂喜は、毎年のインフルエンザ予防接種の滑稽さに極まる。この予防接種について考えるとき、私はある結婚式の事を思い出す。式場には新郎新婦の祖父母や高齢者がどこにも見当たらなかった。不思議に思って、近くにいた人に尋ねると、新族の人たちは2,3日前に受けたインフルエンザの予防接種が原因で体調を崩して自宅で療養中であるとの事だった。
 インフルエンザワクチンの集団接種は、ワクチン株とその年の流行株が一致するかどうかを賭ける大規模なルーレットの様なものだ。いくら予防接種で免疫が出来ても、ワクチンと同株のインフルエンザが流行するかどうかは予測がつかない。
 ブタインフルエンザの大流行は、予防接種の本当の怖さを思い知らされる出来事だった。政府とマスコミが徹底的に調査した結果、インフルエンザワクチンが原因でギランバレー症候群(感染後多発性神経炎)が565件も発生して、予防接種を受けてから数時間以内に30人の高齢者が「不可解」な死を遂げていたことが判明した。
 もし世間がインフルエンザワクチンの集団接種キャンペーンに監視の目を光らせていたら、こういう悲劇は回避できたのではないだろうか。
 国立アレルギー・感染症研究所のジョン・シール博士は、次のように警告している。
「すべてのインフルエンザワクチンがギランバレー症候群を引き起こす危険性を秘めていると想定しなければならない。

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