新型インフル、女性死亡県内2人目 24歳国内最年少

本日9月16日琉球新聞朝刊記事
県は15日、新型インフルエンザに感染し重症化していた南風原町在住の女性(24)が、入院先の県立南部医療センター・こども医療センターで同日午前javascript:void(0)11時すぎに死亡したと発表した。女性に基礎疾患はなかった。直接の死因はくも膜下出血。厚生労働省によると、死亡例としては最も若く、基礎疾患がない患者の死亡は2例目。
 女性は8月26日から発熱。開業医を受診し、簡易キットでA型と診断された。リレンザで治療をしていたが、熱が下がらず呼吸困難となったため、同31日に再度、開業医を受診。ウイルス性肺炎、成人呼吸窮迫症候群と診断され、南部医療センター・こども医療センターに転院、緊急入院となった。同日から同院集中治療室(ICU)で人工呼吸器や肺の動きを補助する対外補助循環などで治療を受けていたが、11日に死亡した。治療に伴い、9日にくも膜下出血を併発していた。
 15日までの県内の重症化患者は女性と8月に死亡した男性を含めて9人。2人は退院し、残りの5人は快方に向かっており、現在、一般病棟で入院治療を受けている。県福祉保健部はこれまでの定点医療機関の患者報告数から、県内では4万人が新型インフルエンザに感染したと推測している。持病がなくても慎重な経過観察が必要で、県は「容体が変わったら早めに受診してほしい」としている。


医薬ジュビランスセンター 薬のチェックは命のチェック より
タミフル服用後、呼吸悪化が多い
NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック)  浜 六郎

『薬のチェックは命のチェック』速報版No129(8月25日号)で、8月17日発表分までの症例について分析した結果を詳報しました。
その後、9月9日までに亡くなった11人以外に、重症化して集中治療室(ICU)管理あるいは人工呼吸器管理された人は、脳症/脳炎を除いて、少なくとも22人いました(急変に備えてICU管理となった1人は除く)。このうち10人にタミフルが処方されていました。

表に、この10人について、まとめてみました。なお、タミフルが処方されたとの記載がある場合には、特別の断りが無い限り、服用されたことを前提として、考えを述べます。
表 タミフルが処方され人工呼吸・ICU管理された10人
表 タミフルが処方され人工呼吸・ICU管理された10人
タミフル服用後に重症化した6人

10人中タミフル服用後に重症化した人が6人いました。この6人について検討してみましょう(これまでの報告速報版No129と一部重複しますが、これまでに紹介した人については要点を記しました)。

6歳の男児は、軽度無気肺から、タミフルを開始後、無気肺により呼吸状態が悪化したため気管内挿管。人工呼吸管理を開始されましたが、3日後には人工呼吸を中止することができました(詳細は速報版No129参照ください)。タミフル服用で呼吸が抑制されると、より強い無気肺・低酸素状態になり、人工呼吸管理が必要になった可能性が考えられます。
このことから、タミフルによる呼吸抑制/停止の可能性がかなり疑われます。

10歳未満の男児は、迅速検査でインフルエンザA型陰性であったけれども、インフルエンザ疑いとしてタミフルが使用されました。夜間に症状が悪化し、未明に医療機関受診し入院治療しても改善しないために他の医療機関で人工呼吸管理がなされ、人工呼吸管理開始3日目には体温は低下しましたが、4日目にもまだ人工呼吸管理は続けられています。
タミフルによる呼吸抑制/停止の可能性がかなり強く疑われます。

29歳男性(詳細は速報版No129参照)は、8月10日、39.2℃発熱。受診後インフルエンザと診断され、タミフルが開始されました。その後、時間は不明ですが、人工呼吸管理が開始されました
原病は不明ですが、人工呼吸管理歴があり気管切開がされていて人です。しかし、タミフル服用前は人工呼吸管理はされていなかったのに、タミフル服用後、おそらく半日以内に人工呼吸管理が必要となったのです。関連が強く疑われます。
タミフル服用後に、脳が麻痺して呼吸する力が弱くなり人工呼吸管理が必要になった可能性が高いと考えられます。


40歳男性は、タミフル開始翌朝、意識障害、血圧低下、呼吸障害を起こして人工呼吸管理が開始されました(詳細は速報版No129参照)。
もともと、慢性硬膜下血腫による両下肢機能全廃があり施設入所中でした。その施設内で40.2℃の発熱があり、タミフルを服用が始まり、翌日朝に、意識障害、血圧低下、呼吸障害のため医療機関に入院し、肺炎の合併が認められ、人工呼吸管理し、ICUに入室されました。入院3日目にも人工呼吸管理が続行されています。
タミフル開始翌朝の急変は大いに関連があると考えます。通常でも夜間睡眠中は呼吸が抑制されやすいので、神経障害のあるには、さらに呼吸停止が起きやすいと考えます。


40代の男性は、発熱4日目に肺炎が確認され、6日目に入院しました。迅速検査でA型インフルエンザは(-)でしたがタミフルが使用されました。その後集中治療室(ICU)へ入室し、酸素吸入が実施されましたが、翌日退室しました。
タミフル使用後ICUに入室したけれども、翌日には退室できたということは、酸素吸入が必要であったのは、短時間であったということを示しています。したがって、一過性の呼吸抑制/低酸素症であったと思われますので、タミフルによって脳が麻痺し、一過性に呼吸抑制/低酸素症が生じたのではないかと考察します。
典型的な、タミフルによる一過性の呼吸抑制/低酸素症と考えられます。


50歳女性は 8月29日、39,7℃の発熱と呼吸困難あり、30日A医療機関を受診。喘鳴がありました。酸素飽和度が80%程度と低く、胸部レントゲンで肺炎所見を認めたため、B病院に入院治療となり、タミフルや抗生剤などで治療が開始されました。その後、呼吸状態が改善しないため、9月1日夕方より、挿管のうえ、人工呼吸管理が開始となりました。9月2日の精密検査(PCR法)で2009A/H1N1インフルエンザが陽性でした。低酸素血症のために入院後、タミフル使用されましたが、呼吸状態は改善せず、人工呼吸管理が開始となりました。
統合失調症がある人で、タミフル服用前からかなり高度な呼吸困難と低酸素血症があったのですが、タミフルで改善せず、むしろ呼吸が抑制され、呼吸状態がより悪化した可能性が考えられます。
重症化へのタミフル服用が関係しうる2人


上記のほか、時間的な関係が明瞭でないのですが、場合によっては、重症化の原因としてタミフルの使用が関係ないともいえない人が2人いました。

4歳の男児は、発熱(体温不明)があった翌日、うわごとなどの症状のためA医療機関を受診し、インフルエンザAと診断され、「インフルエンザ脳症」疑いにてB病院に移送されICUに入院しました。しかし、翌日には意識レベルが回復し、「インフルエンザ脳症」ではないと診断され退院して自宅療養になりました。経過中の最高体温は40.2℃で、タミフルのドライシロップが使用されていました。
タミフルはA医療機関でインフルエンザAと診断されてから開始されたと考えられますが、タミフルの開始と「インフルエンザ脳症」診断との時間的関係が不明です。しかし、「うわごと]程度ではICU管理が必要とは普通考えませんが、それが受診後にはICU管理が必要とされるほどの「脳症」が疑われ、28日には脳症ではなかったと診断されるほど意識レベルが急速に回復しています。したがって、非ステロイド解熱剤などが関係して発症する「脳症」ではありえないでしょう。

このような、一時的な意識障害の原因として、タミフル服用後の意識レベルの低下が疑われます。

9歳の男児は、8/27夜38.1℃発熱と咳や痰があり、8/28昼にA医療機関を受診し、検査でインフル(-)。29日午前2時38.8℃が続き、意味不明の言動が認められました。午前5時、救急外来受診、そのまま入院となり迅速検査でA型インフルエンザが陽性で、タミフルが開始となりました。酸素が使用され、意識障害があったため、脳症に対する治療(ステロイド療法)が開始されましたが、翌30日、体温38.0℃。意識障害が改善。31日酸素を減量。午後7時体温37.0℃で脳症症状は改善し回復傾向にあるとされています。
タミフル使用時間と酸素使用、意識障害開始の時間的関係は不明瞭ですが、意味不明の言動が認められた子に、タミフルを使用すると、さらに意識障害が出現しやすくなることが、京都の藤原史博医師らの調査で判明しています(注1)。

(スライドNo21参照:注2)。

さらには、意識障害だけでは通常、酸素吸入が必要になることはありません。したがって、意識障害が呼吸抑制とともに同時に起きた可能性が考えられます。
意識消失し、けいれんを生じて入院した14歳中学生(当時)男子の症状より重症ですが、似ているのではないかと思えます(速報No107紹介英語論文中の症例6:翻訳版7ページ)。

注1:もともと異常行動のない人では、タミフルを使用しなければ6.2%、タミフルを使用したら、10.0%に異常行動が現れました(タミフルによる危険度は1.7倍でした)。
 一方、以前異常行動を起こした人では、タミフルを使用しなくても10.7%、タミフルをしようしたら36.8%に異常行動が現れたのです(タミフルによる危険度は4.9倍でした)。いずれの場合にも統計学的に有意でした。

注2:このスライドは、2008年11月の日本小児感染症学会での藤原史博医師らの発表内容を引用した、2008年日本臨床薬理学会での演題1のスライド(速報No116参照)

人工呼吸開始後にタミフル開始の2人:影響評価不能

4歳男児は咳で発症後発熱し.発病3日目に呼吸状態が悪化して入院。肺炎がありました。改善しないため人工呼吸管理が開始され、その後タミフルが使用されました。人工呼吸管理が開始されてからタミフルが使用されたため、意識や呼吸に対するタミフルの影響の評価は不可能です。

40代女性は、 17日39.0℃の発熱、息苦しさがあり近医を受診。21日にも症状が改善せず医療機関を受診し、肺炎疑いで入院。入院後肺炎が急速に悪化し、その夜転院。ICUで人工呼吸器装着。迅速検査でA型インフルエンザ陽性のためタミフル投与が開始されました。入院(転院)4日目には呼吸状態・全身状態は落ち着いていが、人工呼吸器は使用中とのことです。

この方も、人工呼吸管理開始後にタミフルが使用されたため、呼吸に対するタミフルの影響の評価は不可能です。


厚生労働省患者向け医薬品ガイド
リレンザ
リレンザ(吸入)を使用する際、気をつけていただくこと
リレンザは、一般的には安全な医薬品ですが、頻度は低いものの様々な副作用を生じることがあります。吸入薬のため、気管支喘息など、呼吸器に病気のある人は注意が必要です。喘息用吸入薬を併用する場合、喘息用の吸入薬を先に使用する様にして下さい。その他、以下に副作用を疑う際の留意点をまとめましたので、使用開始後になんらかの異常を感じた際の参考にされますようお願い申し上げます。
・次のような症状に気づいたら、使用をやめて、すぐに医師に相談してください

* 顔や上半身の紅潮・熱感
* 皮膚のカユミ、蕁麻疹、口唇や舌・手足の痺れ感
* むくみ、吐き気
* 顔面蒼白、手足が冷たくなる、冷や汗
* 息苦しさ・胸苦しさ


・次のような症状に気づいたら、早めに医師に相談してください。

* 頭痛、手指のしびれ感、不眠症
* 下痢、悪心、嘔吐、食欲不振
* 咽喉乾燥、口乾、口内炎
* 舌あれ、味がおかしい
* 胸がどきどきする
* 発熱、発汗、首が痛い、背中が痛い


・他にも何か変だなと感じたら、医師または薬剤師に相談してください

【この薬の使用中に気をつけなければならないことは?】
・慢性呼吸器疾患(気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患など)のある人は、この薬を使用した後に気管支けいれん(突然の息切れ、息をするときヒューヒューと音がする、息がぜいぜいする)がおこる可能性があります。このことについて十分理解できるまで説明を受けてください。また、必要な時に使用できるように短時間作用発現型気管支拡張薬を常に所持してください。
慢性呼吸器疾患の治療に使用している吸入薬(短時間作用発現型気管支拡張薬など)を併用する場合には、この薬を使用する前に使用してください。
・この薬を強く吸入したり、吸入後に長く息を止め過ぎると、失神(気を失う)やショック症状(息切れ、意識がうすれる、めまい、冷や汗、考えがまとまらない、血の気が引く、判断力の低下)がおこる可能性があります。この薬を吸
入するときは使用説明書をよく読んで、くつろいだ状態(例えば座った状態)で吸入してください。なお、万一失神やショック症状のような症状があらわれた場合には、仰向けになって安静にしてただちに受診してください。
・妊婦または妊娠している可能性のある人は医師に相談してください。
・授乳を避けてください。
・他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください。
副作用は?
特にご注意いただきたい重大な副作用と、それぞれの主な自覚症状を記載しました。副作用であれば、それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のうち、いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です。
このような場合には、ただちに医師または薬剤師に相談してください。

重大な副作用  主な自覚症状
*アナフィラキシー様症状(アナフィラキシーようしょうじょう)
   しゃがれ声、眼と口唇のまわりのはれ、じんましん、判断力の低下、動悸(どうき)、息切れ、息苦しい、
   からだがだるい、考えがまとまらない、ほてり、意識の低下、ふらつき

*気管支攣縮(きかんしれんしゅく)
   突然の息切れ、息をするときヒューヒューと音がする、息がぜいぜいする
*呼吸困難(こきゅうこんなん)
   息苦しい、息切れ

以上の自覚症状を、副作用のあらわれる部位別に並び替えると次のとおりです。
これらの症状に気づいたら、重大な副作用ごとの表をご覧ください。

タミフルカプセル75
特にご注意いただきたい重大な副作用と、それぞれの主な自覚症状を記載しました。副作用であれば、それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のうち、いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です。
このような場合には、ただちに医師または薬剤師に相談してください。
重大な副作用 主な自覚症状
*ショック(ショック)
  冷や汗、めまい、意識がうすれる、考えがまとまらない、血の気が引く、息切れ、判断力の低下
*アナフィラキシー様症状(アナフィラキシーようしょうじょう)
  しゃがれ声、眼と口唇のまわりのはれ、じんましん、判断力の低下、動悸(どうき)、息切れ、息苦しい、
  からだがだるい、考えがまとまらない、ほてり、意識の低下、ふらつき
*肺炎(はいえん)
  発熱、悪寒、咳、息切れ、痰がでる
*劇症肝炎(げきしょうかんえん)
  発熱、意識がなくなる、意識の低下、考えがまとまらない、頭痛、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、
  吐き気、嘔吐(おうと)、食欲不振、羽ばたくような手のふるえ、尿が黄色い、判断力の低下
*肝機能障害(かんきのうしょうがい)
  皮膚が黄色くなる、白目が黄色くなる、尿が黄色い、吐き気、嘔吐(おうと)、食欲不振、かゆみ、
  からだがだるい
*黄疸(おうだん)
  皮膚が黄色くなる、白目が黄色くなる、尿が褐色になる
*皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)
  ひふねんまくがんしょうこうぐん(スティーブンス-ジョンソンしょうこうぐん)

  高熱、陰部の痛み、ひどい口内炎、唇や口内のただれ、発熱、中央にむくみをともなった赤い斑点、
  赤い発疹、まぶたや眼の充血、食欲不振、からだがだるい、結膜のただれ
*中毒性表皮壊死症(Lyell症候群) ちゅうどくせいひょうひえししょう(ライエルしょうこうぐん)
  関節の痛み、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ(水疱)、からだがだるい、発熱、食欲不振
*急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)
  意識の低下、眼がはれぼったい、疲れやすい、尿量が減る、尿がでない、頭痛、からだがだるい、息苦しい、
  からだのむくみ
*白血球減少(はっけっきゅうげんしょう)
  発熱、のどの痛み
*血小板減少(けっしょうばんげんしょう)
  鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、皮下出血、出血が止まりにくい
*精神・神経症状(意識障害、異常行動、譫妄、幻覚、妄想、痙攣等)
  せいしん・しんけいしょうじょう(いしきしょうがい、いじょうこうどう、せんもう、げんかく、もうそう、けいれんなど)

  意識の低下、考えがまとまらない、判断力の低下、普段と違うとっぴな行動をとる、異常行動、
  実際にはない物が見えたり聞こえたりするように感じる、根拠のない思い込み、
  非現実的なことを強く確信する、けいれん
*出血性大腸炎(しゅっけつせいだいちょうえん)
  下痢、激しい腹痛、血が混ざった便


ま~、副作用のオンパレードです 
これではインフルエンザウィルスが原因なのか、薬害なのか分かったもんじゃ~ありません

たかがインフルエンザ、安静にして熱が冷めるのを待つのが賢明か・・・



沖縄県沖縄市
富村カイロプラクティックオフィス
富村政昭

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