アトピー性皮膚炎 大切なストレス対策

琉球新報記事
アトピー性皮膚炎 大切なストレス対策 治療てこずる原因に
 日本人の12~13%に見られるというアトピー性皮膚炎は治療にてこずる人が多く、その一因としてストレスの関与がある。ステロイドを中心とした薬物療法やスキンケアに加え、ストレス対策が大切だ。

かゆくなくてもかく
 アトピー性皮膚炎の悪循環について、東京慈恵会医科大学付属第三病院皮膚科の上出良一教授は次のように指摘する。
 ①皮膚のバリアー(保護機能)が弱くて炎症が起きる
 ②炎症が起きるとかゆいのでかく。かくとさらにバリアーが壊れる
 ③そのうちにかく行為がストレス解消になり、かゆくなくてもかくことが習慣化する。

 「かゆいときにかくのは当然ですが、慢性化した患者さんたちを診療していると、かゆくないときでもかくのです。そこで、どういうときにかいているのか日記を付けてもらったところ、『不安がある』『つらい』『葛藤がある』や、逆に『ほっとした』などが挙げられ、かきだすと止まらないことが分かったのです」。実際、こうした患者は手の届く範囲の症状がひどく、手の届かない肩甲骨の間などの症状は軽い。

多い完璧タイプ
 上出教授は、診療ではまず患者の普段の生活を中心に話を聞くようにしている。その中から人間関係など日常の些細なストレスが悪化要因として浮かび上がってくる。
 「ストレスの関与は学童期以降大きくなり、成人ではほとんどが関与しています。治療にはスキンケアとステロイドを中心とした薬物療法に加え、ストレス対策が欠かせません」
 中にはステロイドを怖がる患者もいるが、十分な量を塗り、肌がしっとりするまで根気よく続けるのが基本だ。
 「それとともに、ストレスが影響して、なかなか治らないケースがあることを理解すべきです。アトピー性皮膚炎の治療にてこずっている人は、真面目で完璧を目指す優等生タイプに多いのですが、日常生活で無理し過ぎない、頑張り過ぎないなどストレスの対応力を高めるように」と、上出教授はアドバイスする。


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沖縄県沖縄市
富村カイロプラクティックオフィス
富村政昭

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