書籍紹介 医療ビジネスの闇 (1)

医療ビジネスの闇 “病気産生”による経済支配の実態
第1章 病気ビジネス
第2章 健康の産業化
◆近代医療は資本家階級の「道具」

 科学万能主義が席巻していた20世紀初頭のアメリカでは、石油王のロックフェラーや鉄鋼王のカーネギーなどの大資本家が、すでに世界の金融王であったロスチャイルド財閥(ロスチャイルド財閥のアメリカ代表がモルガン財閥)の後押しを受けて社会を支配していくようになりました。
 彼ら大資本家たちは、多数の労働者を取り換え可能な機械部品のように扱っていました。資本家のもとでは、労働者は維持コストゼロの無限の資本として過酷な労働を強いられたため、短命ですぐに健康を害し、労働力としては使い物にならなくなったからです。
 しかし、労働者を取り換え引き換えしていたのでは、その度に最初から教育しなおさなければなりません。それでは利益を上げるのに効率が悪くなります。資本家たちは、科学的な手法で労働者たちを教育し、健康を向上させ、再生可能な労働資源として活用すれば、全体的なコストが下がるのではないかと考えていました。この考えのもと、科学的な手法で労働者や奴隷階級を教育していく目的で作られた学問を「社会科学」または「社会工学」(ソーシャル・エンジニアリング)といいます。社会工学は戦後の日本人の思想統治の手法としても流用されました。
 そして、科学的な手法で労働者の健康を維持する目的で作られたのが「近代医療」なのです。つまり、「近代医療」は、労働者を資本家階級に奉仕させるための道具だったのです。このシステムへの投資は、慈善事業を行うという名目で作られた財団を通じて行われました。本当は、財団は資本家が税金回避のために作ったのですから、近代医療への投資は一石二鳥といえました。
 現在、アメリカでは医師というと専門職としの代表として、地位も高くお金持ちというイメージがあります。しかし、アメリカ国内では、19世紀末まで民間療法が主であり、医師は力も富も無く、地位も低かったといいます。医師になりたい人は、自分で名乗れば勝手に治療行為が出来ました。庶民は、自分の症状と経済状況に合わせて、治療を受けるか否か、受けるとすればどんな治療がいいのか、自分で選んでいたのです。そして医師は、患者の希望に合わせ、適当な方法と価格による治療を提供していました。もちろん、アメリカ医師会の創始者であるシモンンズ(似非治療とおびただしいスキャンダルで1924年に追放)のような似非治療師が跋扈していましたが、ここでは時自由競争があるため治療にかかる費用が膨大になることはありませんでした。すべては治療を受ける市民が選択できる「患者中心」の医療だったのです。
 しかし、そのような状況は、1910年を境に一変します。資本家たちが「近代医療」という手法で上から医療を独占し、コントロールしはじめたのです。その近代医療は、ロックフェラー財団のロックフェラー医学研究所(のちのロックフェラー大学医学部)から発展していきます。

◆近代医療を乗っ取ったロックフェラー
 ロックフェラー財閥(以下「ロックフェラー」)はロスチャイルド財閥が考案した連邦準備銀行(FRB)設立に関与し、そこから潤沢な資金を得ています。そして20世紀初めには、世界中の石油利権の大半を手中に収めることに成功しました。現在世界最高の収益を上げているエクソン・モービルやエッソは、ジョン・D・ロックフェラーⅠ世が創立した「スタンフォード・オイル」の分社です。
 そこから上がる数兆ドルといわれる資金を元に次の投資先を探します。彼らが目を付けたのは、私たちの“人体”でした。彼らの石油産業から派生した製薬によって人体をターゲットにした独占市場を“創作”したのです。この石油から作られた医薬品はもちろん特許という独占権で守られ、利益が保証されます。そして、ロックフェラーは、労働者を科学的に治療する「近代医療」の中で、自らの利権である医薬品を中心に据えようとしました。
 医薬品への投資で利潤を上げるために最も重要視されたのは、医学関係者に彼らの影響を行き渡らせることでした。
1910年、ロックフェラー医学研究所所長の兄弟であるアブラハム・フレクスナーに命じて、あるレポートを作成させました。作成のための調査資金は、ロックフェラーが関与していない様に見せかけるため、ロックフェラーが実質的に支配しているカーネギー財団を迂回して提供されました。
 このレポートは、90日間で全米の69の医学校を調査し、独自の尺度で格付けしたものです。代替医療をおこなう医学校を「信用のおけないマヤカシの学校」と非難し、排除する目的で作成されました。実際に25校は閉鎖の憂き目に遭いました。一方で、ロックフェラー財団の意にかなった学校には、財団から潤沢な研究資金が提供されたのです。このレポートは「フレクスナー・レポート」(Flexner Report)と呼ばれ、その後のアメリカ医療の将来を決定付けるターニングポイントとなりました。つまり、1910年に、ロックフェラー・シンジケートが近代医学の乗っ取りに成功したのです。

◆「患者中心」から「専門職中心」の医療へ
 さて、このレポートが作成される以前の1848年、すでにAMA(アメリカ医師会)という組織が形成され、「アロパシー」と呼ばれる治療以外の医療行為を執拗に攻撃していました。アロパシーとは、症状を打ち消す薬や手術を施す治療法のことで、分かりやすく言うと「対症療法」です。現代医療はこのアロパシーを基本としています。ロックフェラーはアメリカ医師会に目を付けました。なぜなら、ロックフェラーがアロパシーで使用する“医薬品”に膨大な資金を投入していたため、それらの薬を使用する医師を必要としていたからです。
 フレクスナー・レポートののち、医学教育、医師免許、治療法、治療費は、ロックフェラー財閥の後押しを受けたアメリカ医師会の寡占状態となり、医療の自由市場は消滅してしまいました。例えば、民間の助産婦は排除され、アメリカ医師会に所属する病院の不産婦人科での出産が義務付けられました。また、料金とサービスの面で一般の人々から好まれていた検眼士は“イカサマ治療士”として排除され、眼に関することはアメリカ医師会に所属する眼科医の独占となりました。
 さらにロックフェラー財団は、所有する製薬会社を通じて資金を投入し、メイヨークリニックをはじめ、ハーバード、イェールなど「アイビーリーグ」といわれる全米エリート大学に医学部を創設しました。医学校には、資本家階級の信奉する科学的医療を教え込むというフレデリック・ゲイツの思惑を実践するために、大学院レベルの教育を施すフルタイムの医療教育が置かれました。これらの“正規”の医学部で教育を受け、卒業しないと医療行為は法的に禁止されたのです。これは医師免許の独占権を手中にしたことを意味します。これらのいわゆる一流の大学の研究機関や病院には、いまや世界の医学をリードする医師たちが集まっています。彼らが発信する情報は、医学論文や学会を通じて世界中の医療機関に大きな影響を与え続けています。もちろん医学の遅れた国、日本でも、彼らの作ったガイドラインや治療法が数年遅れで広がっていきます。
 ロックフェラー財団はこれら医学研究、医師の教育・トレーニング、医薬品の製造、公衆衛生政策に豊富な資金を供給することで「患者中心」の医療を廃止し、患者を顧客として扱うという、「健康の産業化」を完成させていきました。すべては自分たちの医薬品を売るためにです。
 そして第二次世界大戦前後からは、ロスチャイルド財閥やロックフェラー財閥のコントロール下にある連邦政府が、薬物治療中心の近代医療に介入するようになりました。資本家同様、国家も「健康な兵士を戦場に送るために、そして負傷した兵士を回復させるために」医療の利用価値を認めるようになったからです
 ここで近代医療は「患者中心」から、大資本家、アメリカ医師会、連邦政府の三頭支配による現在の「専門職中心」医療へと変貌を遂げたのです。ブラウンやマリンズたちが指摘したように、近代医療と資本主義は手を携えて発展してきたのです。
 
◆世界の近代医療も乗っ取るべし
◆製薬・石油・銀行は三位一体

 このように世界の近代医療はロックフェラーたちの石油と製薬の掌握によって、コントロールされるようになりました。石油、製薬と国連の様な政治集団は表裏一体です。いかにその3つが密接に関係しているかは、会社の概要を見るだけでも分かります。
 化学製薬関連企業は、世界の株式市場で上場している多国籍企業です。会社には、オーナーのために働く取締役がいます。多国籍企業のオーナーとは、筆頭株主をはじめとした主要な株主です。その筆頭株主の意向を受けた役員を取締役として会社に入れます。ですから、各企業の取締役メンバーを見ていくと、その会社のおおよその実態がわかります。
 それでは実際に、2003年時点のビッグファーマーの双璧といわれるファイザーとメルクの取締役を見ていきましょう。

 ●ファイザー
  ○M・アンソニー・バーンズ(JPモルガンチェースの役員)
  ○ウィリアム・R・ハウエル(エクソン・モービルの役員)
  ○ヘンリー・A・マッカネル(エクソン・モービルの役員)
  ○ウィリアム・H・グレイ(JPモルガンチェースの役員)

 ●メルク社
  ○ウィリアム・B・ハリソンJr(JPモルガンチェースの役員)
  ○ローレンス・A・バサディー(JPモルガンチェースの役員)

 
 さて、この取締役名を見て、ピンと来ましたでしょうか。ファイザー、メルク、エクソン・モービル、JPモルガンチェースの取締役が重複していますね。これを「インナーサークル」といいます。「秘密の仲間」といったところでしょうか。ファイザー、メルク、エクソン・モービル、JPモルガンチェースが一本の糸でつながっていることがお分かりになると思います。
 この糸を手繰り寄せていくと、何が見えてくるでしょうか。
 この製薬・石油・銀行のトライアングルの真ん中に鎮座する者こそ、現在のロックフェラー財閥の筆頭であるデイビッド・ロックフェラーなのです。彼は世界各国の政治とビジネスに多大な影響力を行使している日欧米三極委員会(トライラテラル・コミッション)の創立者でもあり、外交評議会(CFR)の名誉会長も務めています。


◆医薬品以外は“取り締まり”せよ
 さらにロックフェラーグループは、WHO、FAO(食糧農業機関)などの公的機関をフル活用していきます。WHOは、1948年に世界の人々の健康水準を向上する目的で設立されました。そこに彼らの製薬会社を通じて大量の資金、および人材が供給されます。そして設立からわずか15年後には、彼らの肝煎りで「コーデックス委員会」という国際食品規格委員会が創設されました。この委員会はWHO、FAO、の下部組織で、半数以上の委員は製薬業界と直接・間接に関係しています。この委員会は、ビタミンやミネラルなどの必須栄養素の上限を人為的に決定して、世界各国にその使用を制限したのです。
・・・
 
◆ビタミン剤やホルモン剤も医薬品で“パッケージング”
◆薬害でさらに儲ける

 医薬品は根本的治療のために開発されたものではありません。ほとんどが短期的な症状を緩和する目的で、近視眼的に開発されたものです。解熱剤、抗ガン剤、コレステロール値降下剤、降圧剤、抗生物質、抗うつ剤など、製薬会社のドル箱となっている医薬品を考えて頂ければ納得できるでしょう。これらは短期的に症状を緩和する一方で、中長期的に薬害(副作用)を起こす物質です。じつはこうした薬害の全貌は、急性症状以外は明らかになっていません。放射線と同じで中長期的な期間でどのような影響が出るかは、まさに後々になって実証するしかないからです。これを「疫学的調査」といいます。
 この疫学的調査では、長期間にわたって発症率を見ていきますが、その間にも他の要因が絡んでいきますので、純粋に元の原因と結果との因果関係を立証することが非常に難しいという難点があります。ただし、明らかにある原因に暴露した集団のみが、ある特定の病気になる確率が非常に高い場合には、その限りではありません。しかし、多くの病気には、多くの要因が絡み合っていますので、急性障害以外は因果関係がわかりにくいのです。
 また症状さえも抑えられない薬が漫然と処方されていることもあります。例えば、コレステロール値が基準値なるものよりも少しでも高いと、「スタンチン」を代表する総コレステロール値を下げる薬が処方されます。総コレステロール値の高いことが心筋梗塞や脳梗塞の原因ではなく、むしろHDLといわれる善玉コレステロールが低いことが動脈硬化に関係しているのです。
 しかし、病院では総コレステロール値が少しでも高いと、スタンチンという副作用の強い薬が無秩序に処方されているのです。スタンチンは、アメリカでは65~74歳の男性では50%、75歳以上の女性では40%の人が死ぬまで服用しています。まさに、誰でも飲んでいる“キャンディー”のような薬です。スタンチンは、アメリカ国内で2000~2005年の間に77億ドルから197億ドルと156%の売り上げ増を誇る大ヒット商品で、服用人口は1580万人から2970万人まで増加しています。
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 スタンチン製剤の様々な副作用は、900以上の研究ですでに指摘されています。さらに、認知障害や性障害などの副作用も報告されています。スタンチンの利益とリスクを秤にかけた場合、長期的にはリスクの方がむしろ危惧されます。実際、スタンチンのように長期的投与によってリスクのほうが大きくなる薬はたくさん存在しているのです。
 中長期的服用した場合の因果関係があまりはっきりしないという慢性の病気の特質は、製薬会社にとって幸いしています。(これは原子力業界と同じです)たとえ、長期にわたる疫学的調査で、投与した薬がある病気を引き起こすことが後々に判明しても、それまでの数十年という期間にあり余るほどの利益をもたらしてくれるからです。甚大な薬害問題に発展した場合は、私たちの税金が投入されるお決まりの図式ですから、彼らはまったく腹が痛みません。
 さらに、薬害が引き起こした別の症状は、新たに別の病名に“ラべリング”し直され、また製薬市場の基盤にな疾病を“創出”することにもなります。つまり、薬害で“創出された病気”に対して、さらに新たな薬剤が投与される結果となるのです。

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 では、あまりにも社会的に大きな薬害事件に発展した時はどう対応するのでしょうか。
 その時には、政府による国民の税金投入という保証が物を言います。その代表がワクチン事業です。これほど手厚く保障されたビジネスは、世界広しといえども製薬業界と銀行、原子力業界くらいのものでしょう。


・・・続く
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カイロプラクティックもアメリカ医師会から迫害を受け、多くのカイロプラクターが投獄された歴史がありますが、こんな裏があったとは・・・。



沖縄県内唯一!
米国アクティベータ国際上級認定カイロプラクター
NAETプラクティショナー
富村政昭B.C.Sc,B,App,Sc
富村・カイロプラクティック・オフィス
富村・カイロプラクティック・オフィス(旧)

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