書籍紹介 医療ビジネスの闇 (2)

◆罪はペーパーカンパニーへ“飛ばせ”
 ビッグファーマーの最大手ファイザーは、2005年に消炎鎮痛薬「べクストラ」を市場から引き揚げました。目的外使用(承認適応症外使用/オフラベルユーズ)という不法なマーケティングに対する有罪判決が下りたからです。ファイザーは、べクストラが脳卒中や心筋梗塞を起こすことを知っているにもかかわらずです。最終的にこの有罪判決ではファイザーが訴えられることは無く、同社のペーパーカンパニーのファルマシア&アップジョンが罪をかぶりました。ファルマシア&アップジョンン社は最初から、“生け贄”用に作られた会社だったのです。何故でしょうか。
 これに対してアメリカ保健・福祉総括検査官のモリス主席法律顧問が、2010年10月2日付「ニューヨーク・タイムズ」紙で、次のようにコメントしています。
 「製薬企業というのはあまりにも巨大で、国の契約企業から締め出すことはできない。医薬品を必要とする患者の不利益になる。またファイザーのような巨大な会社が潰れれば、ファイザーでの雇用喪失や株主の経済的損失がアメリカ経済に及ぼす影響が危惧される」
 これは、どこかで聞いたことのある話ではないでしょうか。
 ファイザーはロックフェラー財閥が所有する会社です。要するに「大きすぎて潰せない」というのは、「巨大な権力には国家権力をもってしても立ち向かえない」ということです。製薬会社に降りかかるいかなる罪も子会社へ“飛ばす”ことができるのですから、製薬企業が強気にこの世を謳歌しているのかもわかる気がします。


◆ある事件が物語る臨床実験の「正体」
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 2010年12月10日付のロイター通信は、ビッグファーマーのファイザーがナイジェリアで行った子どもを使った臨床実験に対する賠償金不払いのため、汚い策略を働かせた事実をウィキリークスが暴露したと伝えました。
 事件は1996年、ナイジェリア北部のカンノ州で、子供の髄膜炎が大規模発生した時に遡ります。当時ファイザーは数千人の患者の中から200人余りの幼い子供を選別し、100人に対して新しい抗生剤「トゥロバン」を臨床実験し、残る100人に対しては髄膜炎の標準治療剤として知られている「セフトライアキソン」を投薬しました。その結果、トゥロバン投薬患者の11人の子供が死亡し、数十人に後遺症を残したのです(セフトライアキソン投薬者では6人が死亡)。
 この臨床実験でファイザーの犯した罪は以下の2点です。
 危険な薬と知りながら、貧しくて文字も読めない幼い子供を使って人体実験をしたこと(トゥロバンは、1998年に成人への投薬だけが許可された抗生剤。しかし、ヨーロッパでは、重症の肝障害を引き起こすため、1999年に使用許可が取り消された薬品だった)。そして、危険な薬の実験であるという説明と同意を得ないまま強引に実験したことです。
 なぜ、成人の薬をわざわざ小児を使って実験したのか疑問に思われるのではないでしょうか。
 それは、成人で特許を取得した医薬品でも、子供に対する効果が認められた場合に限って、特許有効期間が6か月延長されるという規定があるからなのです。たった6か月といっても馬鹿にできません。このようにわざわざナイジェリア政府に賄賂を渡して実験するのに要するコストの数十倍の利益が、わずか6か月の特許延長で転がり込んでくるからです。
・・・
 にわかには信じられないかもしれませんが、このような犯罪的な人体実験を世界の貧しい地域の子供たちのごとき弱者におこなっているのは、じつはファイザーだけでは無いのです。2008年8月15日付の「デイリー・メール」紙は、グラクソ・スミソクライン社がアルゼンチンの貧困地区の子供を対象に行った肺炎球菌ワクチンの臨床実験で、12人の乳幼児が死亡したと伝えています。アルゼンチン保健省当局によると、グラクソ社は子供が臨床試験を受けるよう、強制的に家族にサインさせたことが判明しました。
 ンド政府は、国内での臨床試験でヒトパピローマウイルスワクチン(子宮脛ガン予防)であるメルク社の「ガーダジル」によって4人の子供が死亡し、120人以上の女児に痙攣、胃腸障害、頭痛や早期月経などの副作用が出たため、試験続行をストップしました。インドは近年、臨床実験が行われる最も人気のある国のひとつで、臨床試験中の死亡者も増加しています。
 2011年1月の「バニティ・フェア」誌に掲載された調査によると、2008年にアメリカで発売予定の医薬品の臨床実験が、これらの海外の貧困地で6485件も行われています。ある疾患への薬の適応をFDAに申請するため、こうした臨床実験の約80%のデータが使用されているのです。
 アメリカ国立衛生研究所のデータベースによると。2008年までにアメリカ以外の173か国で5万8788件の臨床実験が行われています。1990年の海外の臨床実験は271件でしたから、18年間で200倍以上の件数になっている計算です。
 ここでいう海外の臨床実験というのは、貧しい発展途上国におけるものだけを示すのではありません。私たちの住日本もそのターゲットの一つなのです。タミフルというインフルエンザウィルスを軽減させる効果があるといわれている薬の世界市場では、日本が全体の70%を占めています。アメリカは日本で人体実験をした結果得られたタミフルの副作用情報を参考にして、販売戦略を考えているのです。つまり、訴訟と収益を天秤にかけているのです。
 しかし、アメリカ国立衛生研究所のデータベースにある海外臨床実験件数は、実際の数に比べるとかなり少なめです。なぜなら、製薬会社は海外で行った臨床実験を報告する義務もなければ、それを適正に行っていることを審査する機関もないからです。いわば“やりたい放題”の状況なのです。2010年12月16日発表の「パブリックシチズン健康研究グループ」のレポートでは、この20年間で製薬会社に課せられた賠償額は198億ドルに上ります。このうち、ファイザー、フラクソ・スミソクライン、イーライ・リリー、シェリング・プラウのビッグファーマー4社に対する賠償金が半分以上を占めています。
 臨床実験といえば、これまで大学の医学部の研究者や医師たちが行ってきました。しかs、今日では製薬会社と契約した私企業が請け負っており、そのデータをもとに研究者の名を借りたゴーストライターが医学論文を書いて、薬の販促をするという流れになってしまいました。

◆病期は“つくられている”
◆製薬会社は法律も作る

◆「慢性病」と「子供」はドル箱

 製薬業界のターゲットは慢性病と子供です。いずれも長期にわたって薬を服用させますので、製薬業界にとっては願ってもないクライアントなのです。
 エイズなどの遅発性感染症も発症までの期間が10~20年と長く、早期発見から合併症で死亡するまでにたくさんの薬剤を必要とします。とくに胎児が母親から感染した先天性の場合、生まれた時から高価な抗エイズ薬を一生服用しなければなりません。
 子供に対する医薬品投与の問題点は次の通りです。


 1.子供に対して投与した場合の薬の安全性の研究があまりされていない(特に特許の切れた古い薬の場合)。
 2.子供に長期投与した場合の薬の効果、副作用についてのデータがない。
 3.生涯にわたる薬の投与で医療費が膨大になる。

 
 アメリカでは、19歳以下の子供の550万人が降圧剤を服用しています。そのほか、特に最近子供に使用されることの多い薬にスタチン(コレステロール降下剤)、睡眠剤、糖尿病薬があります。これらの薬は成人用に開発されたもので、小児に使用した場合の安全性や効果についてのデータがありません。
 じつは、医薬品の約4分の3は子供への使用を掲載したものが無いのです。つまり、成人用に作られている薬を安全性や効果を確認せずに子供にも流用しているのです。このような事実をどれだけの人が知っているのでしょうか。

・・・
 またうつ病、高血圧症などの慢性病も、製薬業界にとってはおいしいマーケットです。その人が死ぬまで薬を服用させる事ができるのですから、まさに巨大マーケットです。
 ここで皆さんもよくよく考えて欲しいと思います。優生思想の塊のような欧米支配層が所有する多国籍性医薬会社が、病気を根本的に治療する医薬品を作るはずがありません。根本的に治癒した時点で、多国籍製薬会社の“病気ビジネス”マーケットが消滅してしまうのですから、そんな画期的な医薬品が発売されては困るのです。
 身体の芯からお金のことしか頭にない彼らにとっては、症状を抑えるだけの対症療法に終始する医薬品をあまた開発するのは当然のことなのです。その対症療法薬の最たるターゲットが「慢性病」と「小児」なのです。

 恐ろしい事に投薬を通して、「症状」という苦痛を取り去る効果を活用し、一種の「依存性」を確立していきます。これは資本主義では永続的に利益を生み出すことができる大変おいしい仕組みなのです。よくビッグファーマは、もはや新しい薬を創造する力が無いと非難されますが、人々を病気にし、それを利益に換える“創造性”は健在です。
 しかし、こういった症状を無理に抑える対症療法ための薬はやはり副作用が強く出ます。その副作用のためファイザー、グラクソ・スミソクライン、バクスター、メルク、ロッシュ、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどのビッグファーマは、それぞれ数百~数千件の訴訟を抱えています。これらのビッグファーマに裁判所が下した罰金だけでも、各社数十億ドルに上ります。


・・・まだまだ続きます。
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沖縄県内唯一!
米国アクティベータ国際上級認定カイロプラクター
NAETプラクティショナー
富村政昭B.C.Sc,B,App,Sc
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